1月例会開催 会津型体験

 2019年度、会津喜多方青年会議所では喜多方の誇れる伝統工芸である会津型について、対内外へ会津型の現状について発信させて頂きました。また昨年の45周年事業では、次第表紙に会津型のデザインを用いたり、卒業式には振る舞い酒のラベルに会津型のデザインを活用してみたりと、会津型についての議論や活用方法など様々な試みを行ってきました。

 今年は、その試みをもう一歩前進させることが必要だと感じ、1月例会で会津型の型彫体験を企画しました。事前の勉強会では、会津型とはなにか?をテーマに喜多方と会津型との関係や歴史を学んでいきました。また、会津型の特徴を学び伊勢、京都、江戸との違いを知り、会津型のストーリーに触れることでより深い学びを得ることが出来ました。

 そして、実際に会津型の型彫体験を行うことで、会津型のデザインの奥深さや型彫に必要な技術力の高さを感じると共に、彫った型紙による絵付けは想像以上に体験価値の高いものでした。この体験を行ったことで、さらに難しい会津型へ挑戦したいという意欲が湧き、他のデザインも彫ってみたいという想いが生まれるなど、体験後に得られる満足感は非常に高いものでした。今回の型彫体験を通して、我々自身が講師となり地域へ伝えていく方法や会津型の活用方法などをさらに深く考えるきっかけとなり、今後の活動への意欲と愛着を醸成できたと考えます。

今回、会津型の型彫と絵付けの体験をしてくださいました 「れんが染織工房」さん

型彫の注意点やうまく彫るコツを教えてくれています

 

会津型の型抜きし終わったところ

会津型の型抜きし終わったところ

会津型の絵付け

集合写真

会津型の型彫と絵付けの体験を行いました。