2019年度 理事長所信

投稿者: | 2019年1月22日

所 信

 

私たちは誰しも子供の頃はヒーローに憧れました。漫画やアニメ、映画などに出てくるヒーローたちは弱きを助け、強きをくじき、正義感に満ち溢れ、友情を通じて仲間とともに逆境に立ち向かうその姿は、子供たちにとっての理想像として輝いていたはずです。私たちが青年期になった今、あの頃に憧れていた覚悟や情熱を持つヒーローに近づくことはできているでしょうか。
私たちメンバーは日々の青年会議所や地域の活動にて子供たちと触れ合い、親として苦労し、様々な立場での活動を行う一人の大人として生活しています。その中で子供たちや地域に必要とされる存在になり得ているのか、私自身、幾度も自問自答をしています。
ヒーローになるということは大げさで大それたことに聞こえるかもしれません。しかし様々な役割と責任を持ち、地域の未来を考え、仲間とともに明るい豊かな社会を作り上げていくという、私たちの運動の姿勢は、まさに地域のヒーローと呼べるものです。青年会議所活動を通じ、一人の大人として社会から必要とされ、子どもたちにも憧れられる存在として、自分を誇れるプライドを持ったヒーロー・ヒロインとなりましょう。

【災害時に立ち向かうヒーローとして】
2019年度は新元号へと移行する歴史の上でも重要な年となります。改元の歴史は災害の歴史でもあります。日本において昔から改元が行われた大きな理由は国家の繁栄と民の平安を願うためでした。近年、日本各地で自然災害及びその二次災害が頻発しています。喜多方市は近年において、自然災害の少ない地域かもしれません。しかし、地震や大雨などの大災害はいつ起こるのかは誰にもわかりません。防災・減災の心構えはいついかなる時にも必要です。
自然災害を完全に防ぐことは不可能ですが、災害が起こった時にどのような行動をするべきなのかを考えることはできます。常日頃から地域社会全体として防災・減災についての備えをしておくこと、その備えを継続させられる組織を作りさらに広く市民に伝播させていくことは私たち青年会議所がヒーローとしてすべき役割です。そして地域社会のネットワークを通じて強固に災害時の関係性を築き、相互に支援できる体制を整えることが理想です。災害からの解放を願った昔の改元の歴史のように、この改元をきっかけに防災・減災について改めて考えていきましょう。

【共に活躍する運命のヒーローを探そう】
青年会議所は歴史と実績のある組織であり全国各地に数多くの仲間がいる組織です。ですが、年々会員は減少傾向にあります。原因としては少子化問題や若者の都心流出、組織としての魅力の問題など様々なものがあります。実際に私たちが活動の仲間として対象とする青年人口も近年は減少しています。青年会議所が行っている素晴らしい運動も、少ない人数では影響力が限定されます。拡大によりその人数が増えれば、より運動の効果を伝えることができ、未来の地域社会を明るく作り上げることができます。そして最後の学び舎とも呼ばれる青年会議所で共に学ぶことで友情を育むことができます。
45周年は新たなスタート地点であり、この先の50周年や、さらに未来のLOMのためにも必ず拡大の結果を残していかなければなりません。この地域には必ず未来を開くヒーローとなる私たちの運命の仲間がいるはずです。私たちが魅力のある事業を開催し、運動を確実に市民へ発信し、私たちの未来の仲間へその思いを伝えることで、会員拡大を進めていきましょう。

【ヒーローたちの友情は不滅】
ギリシャの哲学者、アリストテレスの言葉に「友情とは二つの肉体に宿れる一つの魂である」とあります。友情とは自分と他人、それぞれ別々に芽生えるものではありません。気持ちがお互いに共鳴し、一つになった時生まれてくるものだと考えます。私たちは日々の活動や事業において切磋琢磨し、喧々諤々と議論を重ねることで普段の生活では獲得し得ない経験を手に入れることができます。そこに友情が生まれ、修練に耐えうるだけの強い精神力が湧いてきます。一度生まれた友情、そして修練の成果は、失われることはなく、それが必ず人生においての貴重な経験となります。
地域社会や子どもたちのためだけでなく、メンバーにとってもそれぞれが助け合うことが必要です。お互いに様々な場面で協力しあうことや、困ったときの力になれる歓びを感じることで、それぞれが活動や運動を行う際の責任感や助け合う精神がより強く身につきます。そして事業や活動が終わったあかつきにはお互いに喝采し、笑顔でまた一歩未来へ進むことができるでしょう。

【ヒーローはどのようにして強くなるのか】
人は生きていく中で「人生で何が正解か、自分の選択は間違いだったのか」という悩みに直面する機会があります。「人生は正解を選ぶものではなく、選んだものを正解に変えていく」ものではないでしょうか。青年会議所活動も同じように考えることができると思います。時間がない、お金がない、それは基本的には誰しもが同じ立場にあります。その中でどのように工夫して私たちは活動するのか、その方法を見つければ日々の生活や仕事に必ず役に立つ知恵となりますし、青年会議所はそれを実践することができる場です。
青年会議所とは意識を変革する団体であり、そのためにはまずメンバーが意識を変えていかなければなりません。私自身、ある日突然、「スイッチ」が入ったように青年会議所に対しての意識が変わる瞬間がありました。それは子供の頃に突然自転車に乗れたような、そんな快感にも似たものです。または地道な活動を行う中で積み重なってきた経験により、ふとした瞬間に視界が広がることもあります。きっかけは人それぞれでも、意識を変えることは無理でも難題でもありません。そのためには挑戦すること、一歩踏み出すということが必要です。挑戦が成功することは重要ですが、失敗したとしてもその過程には気付きや学びが間違いなくあります。私たちはヒーローのように勇気を持って行動に臨み、結果を検証していく。その過程自体を糧とすることがjayceeとしての真の志であると考えます。

【ヒーローが輝ける組織のために】
青年会議所は単年度制の組織であり、その良さは個人の様々な経験による成長を促し、組織を常に新しい状態にすることにあります。その反面、例年と同じような組織の運営だとしても一から覚えなければならない場面も多々あります。組織を維持するためには、しっかりとした運営方法の知識が必要であり、組織自体の成り立ちや、やらなければならないことを明確にして準備しておくことで年度ごとの状況に影響されない体制を作ることができます。
また、この先も存在すべき組織として、単年度制の特徴を最大限に活かしながら、個々の役割が変わったとしても疲弊せずに運営していけるような手法を備えておく必要があります。そしてより良い組織に刷新していくために、柔軟で新しい組織体制についても未来へのビジョンの一つとしてLOM全体で議論していく必要があります。

【45周年を迎えて】
「我ら青年は 個人と社会の いかなるかを認識し 集う者 手を携え 自己の修練を通し的確な判断のできる力を養い、郷土発展の担い手となる為 英知と勇気と情熱をもって行動することをここに誓う」
1975年に会津喜多方青年会議所はこの創立宣言文を掲げ、設立されました。
改めて創立時の想いを胸に、私たちは原点に帰り青年会議所の役割を今一度認識しながら事業、運動を展開していきます。創立45周年を迎えるに当たり、過去の5年間の活動を検証し、次の5年に向けてのLOMの目的地を考えなければなりません。先輩方がこの長い歴史の中で培ってきた地域からの信頼の上に、私たちの活動できる土壌があります。改めて市民からの私たちへの認識、理解を深め、市民意識の変革を行っていくためにも、青年会議所としての矜持を記念式典や記念事業を通して強く発信していかなければなりません。
私たちの憧れたヒーローとは、誰かに頼まれたり、助けを求められたりするよりも先に行動で示してきたのではないでしょうか。ヒーローとは尊厳を持ち、常に自分には何ができるのかを考え続けることのできる存在です。様々な価値観がある現代において、その時代や環境の変化に対応し、柔軟な青年としての視点と情熱を持ち、未来を見据えて活動していかなければなりません。私たちがヒーローとして生きる目的は、明るい豊かな社会なのです。創立45周年のその先も、さらなる未来のために一丸となって進んでいきましょう。

 

スローガン

熱く輝くヒーローとなれ!
その光が市民と地域を導く

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